不妊治療にかかる費用と助成金
不妊治療を受けてみようと思った時、やはり気になるのが不妊治療の費用だと思います。
不妊治療にかかる費用は幅広いです。数千円で行えるものから、数十万円にのぼるもの
まであります。
初期の不妊治療の場合、保険診療の範囲内（タイミング法、排卵誘発法まで）であれば、
一般の医療費と同じ３割負担ですみます。一回の治療費は数千円程度のことが多いのです。
さらに進んで、高度生殖医療（人工授精や体外受精）を受けることになると、自由診療に
なりますので保険は使えません。各医療機関によって、その費用は異なります。
治療費の目安としては、人工授精は１回に付き１～３万円程度、体外受精の場合は２０
～６０万円程度が必要です。さらに高度な技術が必要な顕微授精の場合には、体外受精の
料金にさらに５～１０万円加算され高額になります。
また、自由診療の費用は、医療機関の立地や設備、関わるスタッフの数などにより値段が
異なります。東京や大阪などの大都市圏では高く、地方のクリニックだと若干安い傾向が
あります。
高度生殖医療による不妊治療は高額になる為、国は高度生殖医療の不妊治療を行って
いる方に助成金を交付しています。
助成金の条件や詳細については、各都道府県、指定都市の専門窓口に確認してみて
下さい。助成金は一回１０万円、１年に２回まで助成してくれるパターンが多いです。
なお、助成金の交付条件として、所得制限もありますので、ご注意下さい。