男性が受ける不妊検査
男性側の不妊検査は、産婦人科や泌尿器科で受けることができます。
一般的に精液検査は、通常3~5日間の禁欲後に行います。体調面などの影響があります
から、2~3回行って総合的に判断します。
精子の採取は、マスターベーションにより専用の容器に採ります。自宅又はクリニックの
専用ルームで採取します。自宅の場合は、低い温度になると精子の運動率が落ちるため、
1時間以内に、身体の近いところで温めながらクリニックへ持って行きます。
男性が受ける不妊検査は、以下のものがあります。
● 問診
性欲の有無、勃起の状態、性交渉の頻度など。
● 触診・視診
睾丸の大きさ、精索静脈瘤の有無などを検査。
● 尿検査
採尿して、腎臓、膀胱、前立腺の異常の有無を検査。
● ホルモン検査
血液を採取し精巣、下垂体の機能、高プロラクチン血症の有無などを検査。
● 精液検査
採取した精液から、精子の数、運動率、奇形率などを検査。
● 尿中精子検査
無精液症や精液減少症などの方を対象に、膀胱に精子が逆流していないかを検査。
● 精子生存性検査
精子が生きているか死んでいるかを検査。
● 抗精子抗体検査
血液を採取し、精子に対する抗体がないかどうかを検査。
● 陰嚢部超音波検査
精巣容積、精巣の性状(精巣腫瘍の有無など)、精索静脈瘤の有無などを検査。