女性の不妊の原因
女性が妊娠するまでには、3つのプロセスがあります。
このプロセスに問題があると不妊症になります。
・ 卵巣で卵子を作り成熟させる。
・ 成熟した卵子を排卵し、卵管の中に取り込む。
・ 受精卵を子宮内に着床させる。
女性に多い不妊原因としては、以下のものがあります。
● 卵管障害
不妊の原因で一番多いと言われています。精子や卵子の通り道である卵管が詰まると
妊娠が難しくなります。
● 排卵障害
卵巣内で卵が育たなかったり、育っても排卵しない障害を言います。
● 子宮着床障害
受精した卵は成長を続けながら、数日間子宮腔内を漂い、その内子宮内膜に接触して
着床します。この受精卵の着床を妨げるものがあり、着床できないことを言います。
● 子宮内膜症
子宮の内膜組織が、なんらかの原因で、子宮内側以外の部位に育ってしまっている
状態を言います。
● 生理不順
生理不順は、卵子や子宮内膜などの子宮内部の環境に悪影響を及ぼします。生理不順
が長く続くと、子宮が小さくなるなど、妊娠に適さない状態を招くことがあります。
● 性感染症
セックスによりクラミジア、梅毒、淋病などの性感染症にかかると、子宮頸管や卵管
に炎症を起こし、不妊になる可能性があります。
● 高プロラクチン血症
何らかの異常で、授乳期を過ぎてもプロラクチンが減少せずに、多く分泌されると、
受精卵が子宮内膜に着床しづらくなり、妊娠しづらくなります。