妊娠しやすい食べ物
妊娠しやすい体作りに、食べ物はとても重要な役割を持ちます。
私達の体は、食べ物から作られています。口から入り、胃で消化され、腸で栄養分として
体内に吸収されます。
吸収された栄養分は、体内物質へと変化して、血液によって体のすみずみに運ばれて
いきます。
手足が動くのも、脳が働くのも、生殖機能が働くのも、食べ物から得た栄養のおかげです。
健康的な食生活を送ることは、妊娠しやすい体になります。妊娠しやすい食べ物として、
以下のものがあります。
● 背の青い魚
青魚に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は
赤血球や血小板に作用して血液の流れを良くします。特に、EPAには血栓を溶かし
血管を拡張する働きがあるので、血液をサラサラにし、血流を良くします。
また、DHAやEPAの良質のタンパク質を体内に取り込むことができます。アジ、サバ、
イワシに代表される青魚は、刺身、焼き魚、煮魚で食べるのが良いです。
揚げ物にした時は、EPAはこわれ、カロリーも高くなります。
● 野菜は旬のもの
季節ごとの旬の野菜を食べましょう。
夏は、体を冷やしてくれる野菜が育ち、秋は、体を温めてくれる根菜類が育つのが
自然のサイクルです。ですので、野菜は旬のものを食べるが一番です。
体を冷やす野菜は、暑い季節に旬を迎える野菜、暑い地方でとれる野菜です。
具体的には、なす、トマト、きゅうりなどです。
一方、体を温める野菜は、根菜やいも類、寒い地方でとれる野菜です。
具体的には、ごぼう、にんじん、レンコン、ねぎ、たまねぎ、山芋などです。
妊娠しやすくするには、体が温まる野菜を食べた方が良いですが、多くの種類の野菜を
食べることも、妊娠しやすい健康的な体作りには大切です。
体を冷やす野菜でも、加熱して調理すれば、冷やす効果は薄れます。